教室貸出再開まで

[9/9更新]要求書提出以後のやり取りについて追記しました。

2020年3月、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、文学部当局は教室の貸し出しを停止しました。しかし、長期化するコロナ禍の中で、活動場所を失った課外活動団体から切実な声が多数寄せられました。そこで、2021年7月30日、教室貸し出しの再開を求める要求書を文学部に提出しました。

京都大学の課外活動団体の皆様、学生文化の存続を支持する学内外の皆様、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

7.30提出要求書.pdf

教室貸出制度とは

京都大学の課外活動団体の大多数は、非公認の団体であり、多彩な非公認団体の活動があることで、京都大学の文化活動は多様化し、豊かな学生文化が築かれてきました。こうした豊かさが、学問の領域に寄与した部分も少なくありません。しかし、京都大学では、BOXを与えられたり、教室を借りて活動したりできるのは、本部もしくは学部の公認団体(もしくは仮承認団体)に限られます。活動場所がなければ、こうした豊かな文化を継承する場も失われてしまいます。

そこで、文学部の公認団体であり、文学部の教室を借りることができる立場にある学友会が、その責任の下で授業後や休日の教室を「又貸し」することで、誰でも無償で使用できる活動場所を提供してきたのが教室貸出制度です。

コロナ禍での停止

多くの団体に利用され、必要とされてきた教室貸出ですが、2020年、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、2020年3月15日を最後に、文学部から教室を借りることができなくなったことをうけて、停止を余儀なくされます。この停止は、2021年7月現在まで続くことになります。

再開に向けて

長期化し、見通しが立たなくなるコロナ禍を受けて、学友会では2020年12月16日、ひとまずコロナ禍の収束に一定の目処が立った段階で、元通りの形で貸出を再開できるように求める要求書を出し、基本的に以前の状況に戻す方針であるという返答を学部長から得ます。

しかし、ますますコロナ禍が長期化し、教室貸出をよく利用していた団体から切実な声が上がっていることを受けて、「収束」を待っていられないという判断に至り、感染対策をしたうえでの再開の要求に向けて動くことにしました。

教室貸出を利用していた団体とオンラインで会合を持ち、各団体の状況や問題意識を共有したのち、再開に向けた要求書を検討し、2021年7月30日、学友会常任委員会に加えて12団体の連名で要求書を文学部に提出しました

連名団体からのメッセージ


京都大学折り紙サークル いまじろ~

コロナ禍のため、1年以上オンライン活動をしてきましたが、下級生と十分なコミュニケーションをとることができず、役職を引き継げていません。このままではサークルの存続が危ぶまれます。対面活動再開可能にしていただけること期待しております。

 

京都大学地理学研究会

京都大学地理学研究会では、週に一回文学部の教室を借りて例会を行っていました。現在はZoomを用いて例会を行っています。

  例会での主な活動は会員が発表を行う事ですが、それ以前に会員同士がコミュニケーションを取る事が大きな目的でありました。地理学についての話は勿論、学業や進路相談、その他の趣味の話など生活全般の話ができる、いわば学生生活におけるセーフティネットとして機能していました。

  しかしながら、Zoomではこのような複数同時の双方向的なコミュニケーションが難しく、例会は機能不全に陥っています。このままでは会員同士の繋がりが断絶され、サークル自体が空中分解する事態に繋がりかねません。

感染症の流行から一年以上が経過し、ただウイルスを恐れるだけの生活を送る時期は過ぎたと考えます。適切な対策を取れば、充分に安全を確保できる事は既に証明されています。

  学生生活は学業だけではありません。 どうか、ご賢明な判断を宜しくお願い申し上げます。

  京都大学地理学研究会第12代会長

 

匿名団体

当サークルでは、京大によるガイドラインを順守してオンラインによる新歓を行い、それ以降も対面での活動は行っておりません。数名の新メンバーにご入会いただいたにもかかわらず、上回生と十分な交流が持てない・サークルとしての活動に大きな制限がかかるなど、サークルの良さを十分に体験いただく機会を提供することが不可能な状況になっています。そのため感染症対策を遵守する条件のもと教室貸し出しを許可していただくことで、メンバーが集まって文化を共有するというサークル本来の意義を取り戻せるのではないかと信じています。教室貸出制度の再開に関して前向きな検討の程よろしくお願いいたします。

9/9更新

要求書提出以後のやり取り

8月12日

文学部長より以下の返答がありました。

「おたずねの件にお答えします。現在、東京をはじめとして京都でも感染拡大が急激に進んでおります。また、なかでも若い年令層の方の感染が多くなっていることも周知の通りです。先日は総長も緊急メッセージを出されて、学生に注意喚起をされたばかりです。このような状況下においては、引き締めこそすれ、緩和のご相談をする時期ではないと判断します。教員に対しても、教室利用については授業や公的会議等の使用を除いて制限をかけている最中でもあります。みなさんの活動をなんとかサポートできるようにとは思うものの、上記の通りの厳しい現状であること、ご理解をいただければと思います。」

8月27日 

学友会常任委員会での協議の末、再度下記の交渉要求をしました。

「要求書に返答頂き、ありがとうございます。学友会としましては、今回要求させて頂いた「再開」について、ここ1,2ヶ月の短期的なものではなく、長期的なものとして捉えています。現在、感染が全国的に拡大しており、即時の課外活動再開を認めることが難しいことも重々承知しております。しかし、後期開講や、来年の新歓の時期に必要な措置の元で課外活動が行えるようなものを目指すため、長期的な視点に立って折衝させて頂きたいと考え、要求書を提出しました。こうした長期的な視点に基づいたうえでも、再開に向けた議論をすることは不可能でしょうか。改めて回答をお願いしたいと存じます。なお、現在のような情勢においては、無条件に課外活動を認めることが難しいことを踏まえ、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置、学内の感染対策レベルなどを指標に、対策内容に差を設けたり、学友会としての貸し出し申請を再停止したりといった条項を対策ガイドラインに盛り込むことも考えています。よろしくお願い致します。」 

9月9日現在、学部長からの再度の返答を待っています。